私は子供の頃、JRの線路のそばに家がありました。

親には、「踏切に石を置いたら絶対にいけないよ」とキツく言われていたのを思い出します。

線路に立ち入ることや、置き石することによる危険を母は教えたかったのだと思います。

2018年6月14日に発生した、山陽新幹線・のぞみ176号の人身事故。

亡くなった男性、新幹線(トンネル)の線路に侵入したのはどのような方法だったのでしょうか?

今回は、介護士の男性が自殺を図ったとする新幹線の線路とトンネルへの侵入方法と経路は?

そして新幹線特例法による立ち入りの罰則はについてまとめていきます。

スポンサーリンク

山陽新幹線「のぞみ176号」の人身事故の詳細

2018年6月14日、午後2時頃発生した、のぞみ176号の人身事故の詳細は、以下ページをご覧ください。

山陽新幹線「のぞみ176号」人身事故で遺体の身元は誰?トンネルの場所はどこ?

山陽新幹線の線路とトンネルへの侵入方法は?

新幹線は基本的に高架になっており、人が侵入できそうな部分では有刺鉄線やフェンスが張らるなど侵入できない構造になっています。

今回のように線路上での人身事故は想定外だったということですね。

高架橋のイメージ

今までの新幹線への立ち入りは?

新幹線の線路に立ち入るのは基本的に不可能と言われていて、立ち入るとすればホーム内からというのが今までの考え方でした。

しかし、今回の人との接触事故が発生したことによって、トンネル付近からの侵入が可能であったことが浮き彫りになりました。

過去の新幹線の線路への立ち入り例

過去の新幹線への路線への立ち入りによる事故を調べてみました。(参照:https://accident.laboneko.jp/)

2017年:北陸新幹線 上田駅〜佐久平駅で人身事故 撮影のために線路に立ち入った30男性死亡
2016年:東北新幹線 北上駅〜新花巻駅で人身事故 死亡(性別・年齢?)
2012年:東海道新幹線 三島駅〜新富士駅_(静岡県)で人身事故 男性死亡(年齢?)
2012年:東海道新幹線 米原駅〜京都駅で人身事故 40代 男性死亡
2011年:鹿児島県出水市境町の九州新幹線新水俣-出水間で中学2年の女子生徒がはねられ死亡

山陽新幹線での、駅構内以外(線路)における人身事故は過去「0件」でした。

とはいえ、高い柵をよじ登るなどの事故は今までもあったのですね。。

男性の侵入の経路は?

今回の事故で、遺体発見場所の近くには約1キロの石坂トンネルがあります。

高架の線路下には地上からつながる作業用の階段が備えられているが、

線路への出入り口は厳重に施錠されており、人が立ち入ることはできない

とJR西日本では説明していますが、亡くなった男性は、この作業用階段を使って新幹線の線路に侵入したようです。

警察によると、事故現場近くには、線路に上る足場があったそうです。

男性が侵入したとされる現場の写真

画像引用:http://www.yomiuri.co.jp/photograph/news/article.html?id=20180616-OYT1I50000

はしごの下に箱のようなものが見えますが、こちらを開けるとはしご上になっていて上の階段に繋がっているのでしょう。

地面から、足を掛けられるハシゴまでの高さは、写真だけでははっきりしませんが、通常では登れない高さであるのは間違いなさそうです。

警察の調べ

高架上の柵にはほこりが取れて人が手を掛けたような痕跡、その下の線路脇には複数の足跡があった

ということなので、線路への侵入後の経路としては、足場を使って高架に入り、柵を越えて線路に立ち入ったのですね。

線路に入ることができれば、事故があった場所まで線路沿いに歩いてトンネル付近まで行くことができます。

血痕が一番あったのは石坂トンネルから西へ約600メートルの上り線路ということです。

線路に入った場合の罰則は?

鉄道営業法第37条は「鉄道地内にみだりに立ち入る行為」について科料10,000円未満とする罰則と定めています。

更に新幹線の場合は、また新幹線特例法(正式名称は「新幹線鉄道における列車運行の安全を妨げる行為の処罰に関する特例法」)の適用を受けます。

新幹線特例法

新幹線の敷地内へ立ち入った場合には、より重い新幹線特例法違反の罪が成立する。この場合には、科料にとどまらず、1年以下の懲役または5万円以下の罰金で処断されることになる(第3条2項)。

関連記事

のぞみ人身事故・運転手の対応は?JR西日本の安全対策への問題点は?

スポンサーリンク

まとめ

今回の山陽新幹線人身事故を受けて、新幹線の線路に立ち入らない対策を強化を図る声が多くあがっています。

他の場所でも今後起こりうる事故として捉え、さらなる安全対策が必要になってきますね。

センサーを付ける等の対策が考えられますが、全線対応するには膨大な費用が掛かりそうです。

気軽に国内に早く移動できる安全な手段としての「新幹線」。

私達が安心して利用できるようになっていくことを望みたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

スポンサーリンク