6月に入り、梅雨空。なんとなくどんよりした気分で月曜日を迎えたかたも多いのかもしれませんね。

埼玉西部と池袋を結ぶ郊外路線である東武東上線。

私鉄の中でも人身事故が多い路線として有名なんですね。。(あんまり嬉しくない:涙・・・)

昨日(2018年6月11日)はなんと、朝と夕方2回も人身事故があったので驚きました。

通勤や通学の時間帯と、夕方の時間帯、両方足止めになってしまった人も!!

今回は、なぜ東武東上線は人身事故が多いのか?考えられる理由についてまとめてみます。

賠償金・慰謝料が安いと噂もあるようです。実際のところどうなのでしょうか?

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東武東上線とは?

東武東上線とは、越生線を含む東上線グループの本線という意味で、正式名称は「東上本線」といいます。

一般には「東武東上線」、または単に「東上線」と呼ばれることが多いです。

路線は以下の通りです。

画像引用:https://to-jo.info/about/sta-train.htm

池袋~寄居間の距離は75.0kmです。

急行や特急(TJライナー)も充実していて、和光市駅からは地下鉄との直通運転があるなど、埼玉県民の方が都内へ出るためにはとても便利な路線です。

ただ、東武東上線が人身事故で運行が止まってしまうと、区間に寄っては迂回する鉄道や交通手段が少なく、足止めになってしまい、利用者に大きな影響が出てしまう場合が多い。

学生さんだと試験、ビジネスマンであれば大事な商談などなど、決まった時間に目的地につくために電車を使っているのに、人身事故での足止めは本当につらいですよね。

東武東上線の人身事故発生件数

鉄道事故データベース(https://accident.laboneko.jp/stats/route/39)より情報を引用させていただきますと、2010年から昨日2018年6月11日までの東武東上線の人身事故件数は以下の図のようになっています。

2010年36件
2011年22件
2012年35件
2013年38件
2014年37件
2015年30件
2016年17件
2017年28件
2018年14件(6/11まで)

人身事故件数は、全国の私鉄の中でもワースト1になってしまっているのが現状です。

今年に入っても14件。かなり多いですよね。

東上線を利用の方や近隣の方は、「また、人身か・・・」「本当によく電車止まるよね」と話題になっているようです。

2018年東武東上線人身事故内容

今年に入ってからの東上線の人身事故14件のうち、なんと!13件が亡くなる事故となっています。

2018/06/11 15:27 坂戸駅〜北坂戸駅 男性
2018/06/11 06:38 みずほ台駅〜鶴瀬駅 男性
2018/05/30 12:53 柳瀬川駅
2018/05/18 10:15 朝霞駅 男性 / 20代
2018/03/23 23:14 若葉駅〜鶴ヶ島駅 男性 / 40代
2018/03/09 07:50 坂戸駅〜若葉駅 女性
2018/02/11 22:25 北坂戸駅 男性 / 30代
2018/02/10 06:14 新河岸駅〜上福岡駅 男性 / 30代
2018/02/05 13:39 坂戸駅〜若葉駅 男性 / 50代
2018/01/03 07:05 ふじみ野駅〜鶴瀬駅 女性 / 40代
2018/01/02 17:50 朝霞台駅 女性
2018/01/02 05:58 坂戸駅〜若葉駅 女性
2018/01/01 22:20 柳瀬川駅〜みずほ台駅 男性 / 60代

引用:鉄道事故データベース(https://accident.laboneko.jp/stats/route/39)

純粋に踏切内に立ち入って事故もありますが、飛び込み事故も実際のところ多いようです。

なぜ東武東上線は人身事故(飛び込み)が多いのか?

では、なぜ東武東上線は人身事故がおおいのでしょうか?

考えられる理由を書き出してみます。

ホームドアが設置されていない駅がほとんど。

地下も高架もなく踏み切りが多い。

見通しの聞かないカーブに踏切が設置されている箇所がおおい。

慰謝料が安いから。

優先列車が通過駅を高速で通過していく本数が多い。

2008年までは、年間の飛び込みなどによる飛び込みによる事故は年間6件程度で水準は低い方だった。

2009年あたりから、飛び込み事故が急に多くなり、年平均26人(2012~2014)で毎月2人が東上線で飛び込みがある計算になりますね。

こうして、東武東上線が人身事故(飛び込み)が多いと話題になると、それを呼び寄せる原因になってしまうということもありそうですよね。

東武東上線での対策は?

東武では、人身事故が多いことに関してなにか対策・対応をしているのでしょうか?

国土交通省は2009年に「1日の利用者が5000人を超える駅にホームドアを設置することを義務化しよう」という方針を掲げました。

それをうけて東京メトロは南北線と千代田線、副都心線は全駅に設置したそうだが、

検討はしているがコスト等、数々の問題から具体的なめどは立っていないという回答だったようです。

現時点でも整備は進んでいませんし、駅~駅間の人身事故が多いので対策は難しいと言ったところでしょうか?

東武東上線の慰謝料はどのくらい?

東武東上線の慰謝料が安いと話題が上がることが多いのですが、実際のところはどうなのでしょうか?

現役の私鉄社員が執筆した「鉄道噂の真相―現役鉄道員が明かす鉄道のタブー」(彩図社)では、人身事故で鉄道会社が受けると思われる損害の、具体的な試算が掲載されているので参考にさせていただきました。

踏切での事故で、周辺10駅から駅員を動員し、乗客1万人に影響があった場合を想定した場合の試算。

(1)1駅あたりの人件費を5万円として50万円
(2)4000人が振替輸送を利用し、平均500円だとして200万円
(3)電車が脱線し、車両や線路が損傷したとして1億400万円
合計:鉄道会社は1億650万円の損害を受ける。

文章引用:https://www.j-cast.com/2008/08/14025166.html

飛び込み事故の場合の慰謝料が家族に「1億円」請求される!というのは、こういった計算から出てくるのですのね。

ただ、この遺族に対する慰謝料の金額を明示している鉄道会社は実際のところあまりなくて、東武東上線(東武鉄道)も

「どんな損害があるかを含めて、公表しておりません」

とし、公表されていません。

関係者によりますと、慰謝料や賠償金が一億円ではなく、100万円程度との噂も出ているようです。

本当に100万円だとすると、もちろん大金なのですが、一億にくらべたら安く感じてしまいますよね。

飛び込み事故の場合の慰謝料が少ない…というのが本当に理由になっているのであれば、抑止するために慰謝料を引き上げるのも1つの方法かもしれませんね。

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まとめ

今回は、1日に2回も人身事故が発生した東武東上線についてまとめてみました。

故意による人身事故(飛び込み事故)である場合、近隣の住民の方にも、路線利用者の方にも多大な影響が出てしまいますよね。

しかも運転手の方も、たとえ相手がしたことでも、人をひいてしまうのはきっと辛いことだと思います。

東武東上線の人身事故が少しでも減っていくといいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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