新潟県阿賀野市の五頭連峰に登山に出かけていた新潟市北区の会社員渋谷甲哉さん(37)と長男の小学1年空君(6)が遭難し、捜索から3週間後の5月29日に遺体で発見された事件で、親子が亡くなった原因が低体温症であることが分かりました。

新潟の親子遭難事件の亡くなった原因である、「低体温症」は、夏山でも起きるということです。

今回は夏山でも起きるという、低体温症にならないためにはどんな対策が必要か?防ぐ方法についてご紹介していきます。

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新潟の親子遭難事件について

2018年5月に起きた、新潟親子の遭難事件についての経緯などは、

【新潟の親子遭難】どこで見つかった?なぜ発見が遅れたのか?理由

こちらの記事をご覧いただければと思います。

【新潟の親子遭難】どこで見つかった?なぜ発見が遅れたのか?理由

今回の遭難事件の問題点

今回、渋谷さん親子の発見が遅れたのは、いくつもの要因が絡みあっていますが、

五頭連山の登山道があまり整備されていない山であったこと。

標高が954メートルと低いが5月でも残雪がある山であったこと。

情報が不明瞭で捜索場所が、遺体発見現場とズレがあったこと。

渋谷さん親子が軽装であったこと。

などが挙げられるのではないでしょうか?

父親の甲哉さんが、6日の朝に「これから下山する」と連絡を入れたのは、妻ではなく、甲哉さんの父親の元であったという。

登山をする前日の4日に、空くんと妹(4歳)を連れて実家の新発田市に泊まった甲哉さんたち。

空くんの母親は仕事のため1人で北区の自宅に戻っていて、甲哉さんと空くんの遭難を知ったのは、6日の午後5時頃だったという。

仕事をしている奥様のことを気遣って、両親のもとに連絡をいれたのでしょうか?

奥様に一報が入っていたら、と悔やんでも悔やみきれませんが。。

警察に捜索願が出されたのがいつで、届けをしたのが奥様なのか、甲哉さんのご両親なのか?は、

はっきりしていませんが、捜索がはじまったのが7日の朝であったということです。

空くんの母親は、

「私が連絡を受けていれば、すぐに110番通報したのに」

「子どもに何もしてやれない。何とか助けたいと思っても何もできない」

と涙ながらに繰り返していたと言います。

低体温症とは?

低体温症とはいったいどのようなものなのでしょうか?

低体温症とは、体温が低下することでおこる症状。

体外に放出される熱が、自分で放出する熱より多くなり、体温が維持できない状態ですね。

熱を発生させる筋肉量が少ない高齢者や小児などは、低体温症を起こしやすいといわれています。

一般的には、カラダの芯の熱(心臓や肺・脳などの内蔵)が37℃に保たれている人が、35℃以下になった状態を「低体温症」といいます。

低体温症は、雪山や冬だけではなく、夏山でも十分に起きるそうです。

夏山でも低体温症は起きるのか?

低体温症になって亡くなるのは、雪山などで起きるイメージがありますが、

実際に春から秋に掛けても多くの低体温症による事例があるそうです。

低体温症になってしまうと、対処方法が知識がないととても難しそうで、まずは低体温症にならないように、防ぐ方法を知り、対策をすることが重要のようです。

登山での低体温症を加速する要因

夏山でも起こるという低体温症を引き起こす要因は、

・低温
・風
・濡れ

3つです。

夏山でも気温が10℃以下、風速が10m以上だと特に危険で、特に衣服が濡れると空気の25倍で速さで体温を奪うそうです。

衣類が汗などで濡れた状態で、風があたるとどんどん体温が奪われてしまうんですね。

低体温症になるとどうなるのか?

低体温症になり体温が奪われていくと様々な症状が現れてくるそうです。

体温36℃以下~疲労感・記憶力低下・足がもつれるなどうまく歩けない。

体温35℃以下~思考能力低下・立てない・カラダが勝手に震える

体温34℃以下~震えさえ起きなくなる・体温低下が進む・ここまで進むと自力回復は困難となる

体温33℃以下~うとうとして眠くなる・意識がもうろうとする。筋肉硬直・脈拍が弱くなる。

体温20℃以下~心停止。凍死。

このような状況が夏山でも起きるというのですから、とても怖いですね。

低体温症を防ぐ方法と対策

低体温症を防ぐ対策にはどのようなものがあるのでしょうか?

カンタンですがご紹介しますね。

登山に適した服装

綿の服は汗が乾きにくいので、吸湿速乾性と、保温性のある素材のものを選ぶ。

レイヤリング(重ね着)で体温管理をする。

汗をかかないように調整をする。

登山グッツの専門店では本当に色々な機能的なウエアがありますね。

天候の変化に気をつける

天候が悪化したときは無理をしないで小屋などで待機したり、雨風を避けられる場所に避難することも必要。

道に迷ったら、沢などを下ると滑落の危険も高まることもあるので頂上を目指して救助を待つ。

地面からも熱が奪われるので、登山用のシューズやブーツも必要ですね。

水分と食べ物をこまめに摂る

カラダを冷やさないように食べ物を摂る。

スポーツドリンクをこまめに摂る

糖分を積極的に補給する。(おにぎり・アメ・チョコレートなど)

仲間の様子に注意する

グループなど複数で登山をしている場合はお互いの体調や様子を注意深く観察しましょう。

年配の方や小さなお子様のように筋力が少なく、体力がない場合は、自分で様子がおかしいことに気づきにくいこともあるそうです。

まとめ

今回は、新潟の親子遭難事件の亡くなった原因である、「低体温症」について調べてみました。

今回は夏山でも起きるということで、低体温症にならないために知識が必要なことが分かりました。

登山するときには、すぐ戻るつもりであっても、低体温症にならないためのグッズを準備して万全な対策が必要なことがわかりました。

渋谷さん親子のご冥福をお祈りするとともに、今後このような事件がおこならないような礎になることを願います。

これからの夏山レジャーの参考になってくれれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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