歌舞伎町のコインロッカーで乳児の遺体が見つかった事件で、遺体を遺棄したとして母親が逮捕されました。
残忍で信じられないような事件ですが、今回調べてみたところ、赤ちゃんの遺体遺棄や、生み捨ては思った以上にあるようで、最近はニュースになった「歌舞伎町」での「乳児遺棄」はなんと3件もありました。
なぜ、戸川万緖容疑者は、赤ちゃんを自ら殺害し、遺棄しなければならなかったのでしょうか?
赤ちゃんを遺棄したり、産み捨てする行為が減らない社会的背景と理由について考えてみたいと思います。
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歌舞伎町ロッカーで乳児の遺体遺棄について
2018年5月29日午後2時ごろ、東京都新宿区のある「歌舞伎町2」のコインロッカーで異臭がすると110番通報がありました。
警察によって駆けつけた捜査員は、スーツケースを発見。
中にはポリ袋に入れた乳児の遺体が入っていました。
今回、歌舞伎町で起こった乳児の遺体遺棄事件で、戸川万緒容疑者は、「漫画喫茶の個室で産み、声が出たのでばれると思って殺してしまった」と供述していて、遺体の首にはタオルで絞められたような痕があったということです。
経産婦でも普通なら1人で出産など到底できるものじゃありません。
出血もしますし、赤ちゃんを包んでいた羊水、胎盤やへその緒など、出産のときには赤ちゃんとともに色々なものがでるんですよね。
いったい戸川容疑者は、それらどのようにしたのでしょう??
考えるだけでも、壮絶な状況が想像されます。。
そして生まれてきたばかりの赤ちゃんを、ご自分で・・・なんですよね。
生まれたての赤ちゃんは、通常2キロ以上、例えは悪いですが、小型犬くらいの重さなんですよ。
ちゃんと、五体満足で生まれてきたでしょうに・・・なんて可哀相、そして残酷。。
申し訳ないけれど、戸川万緖容疑者に対してものすごく怒りを感じてしまいます。
なんて身勝手なのだろう、と。
なぜ乳児を遺棄したのか?
住所不定とされる戸川万緖容疑者は歌舞伎町の漫画喫茶に1年ほど滞在していて
「1月ごろに出産し、(赤ちゃんの)声が出たので殺した。遺体は数日後に遺棄した」と話しているそうです。
両親は?仕事は?お金は?誰の子・・・?
本当に疑問に思うことがいっぱいですね。
妊娠してしまったけれど、誰にも相談できず、という状況だったのでしょうか?
心配するご家族は、友人はいなかった、孤立した状況なのでしょうか?
赤ちゃんの父親の情報も現時点では、やはりありませんでした。
最近、歌舞伎町であった乳児遺体遺棄は?
最近歌舞伎町で起きた、乳児の遺体遺棄の事件は、
2018年2月 歌舞伎町の駐車場で、韓国籍の徐槿栄(ソ・クンヨン)容疑者(25)が自身が出産した男児の遺体をかばんに入れてごみ箱の中に遺棄
の2件で、今回の事件を入れると半年で3件も起こっているということになります。
全国的にも、残念ながら、やはり多い事件なのかも知れませんね。
乳児の遺体遺棄における社会的背景
自分のこどもであっても、乳児遺棄は犯罪です!
なぜ、乳児の遺体遺棄事件が減らないのでしょうか?
これには、妊娠をした女性をとりまく社会的背景もあるのかもしれません。
・少子化及び核家族化
・地域の閉鎖性
・子育て力の低下
・家庭環境
・望まない妊娠
・専業主婦、シングルマザーの社会的地位の低さ
・金銭面での不安
妊娠に気付いても誰にも相談できない、どうしたらいいのか分からない、といった孤立した女性の姿が垣間見えるような気がします。
妊娠に関わった男性にも責任があると私は思います。
介護や医療・子育ての場合であれば、役所や公的機関が関わることで何らかの解決策がありそうですが、妊娠の場合は、最近はお腹がうまく隠せたりもできるのでまわりも気付かないうちにということで、本当に難しい問題なのかもしれませんね。
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まとめ
今回は、なぜ、戸川万緖容疑者は、遺棄しなければならなかったのかと、赤ちゃんを遺棄したり、産み捨てする行為が減らない社会的背景と理由について考えてみました。
こういう痛ましい事件がなくなってくれるといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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